約一年のオフを取らせて頂き
その後の4ヶ月にて
JBBF時より一番改善出来たのは
やはり「広背筋」かと思います
本野式筋膜連鎖タイプYの選手は
国内外問わずして
いわゆる「ハイラット」つまり
大円筋は大きいが広背筋の発達が弱い
という特徴があります
これは
通常のラットプルダウンなど
基本種目としての広背筋用エクササイズが
どうしてもタイプYにとっては
大円筋のエクササイズになりがちなためです
しかしその中には
田代誠選手の様に
広背筋ががっちりと発達されているトップ選手がいらっしゃるのも事実
そこで
田代誠選手の背中トレーニングを
何度もじっくり観察させて頂いているうちに
あることに気づきました
そう
軸点と重心移動を本来のタイプYと
人為的に逆にすれば
タイプYの選手でも広背筋を発達させることができる
この考えを元に生まれたのが
本野式筋膜連鎖トレーニングXYIIZに於ける
4つ目の最終奥伝=奥義
「人為的軸点変位による使用筋群変換の理論」です
そして
山野内里子選手が
その法則を疑わずに愚直に実行して下さった結果
この幅と厚みのある広背筋を
見事手中に収めて下さりました
うん
これでこれからは
タイプYでも
そして
「サムアラウンドグリップ」でも
しっかりと広背筋を発達させることができる
ということを
見事に証明して下さったと思います
そして
もう一箇所は
上腕三頭筋です
こちらも
本野式筋膜連鎖トレーニングXYIIZの奥伝=奥義
「帯=バンドの理論」と
「軸点固定の理論」を
敢えて拡大解釈し
その応用により
長頭と外側頭&内側頭を
それぞれ分けて鍛えることが出来たため
JBBF時よりも
かなり発達させることが出来たと思います
本野式筋膜連鎖トレーニングXYIIZの醍醐味は
やはりここであり
手指や足底重心だけではないということを
多くの方に理解して頂けると幸せです