今回の世界選手権に於いて
今さら私が反省をしても
後の祭りであることは
充分過ぎるほどに理解をしており
更には後悔をしても
それは山野内里子選手にとって
何の役にも立たないとは
解っておりますが
私が自分自身に対して
怒りが収まらないのは
今年は「規定ポーズ」の練習ばかりに時間をかけ
「クォーターターン」の練習には
昨年ほど重きをおかずにいたために
その練習量が
圧倒的に不足していたということです
昨年の実績からの
完全な私の奢りです
ご存知の方も多いと思いますが
世界選手権大会では
参加人数が15人を越えた場合
ラウンド1(日本で言うピックアップ審査)として
規定ポーズを取らずに審査をする
「イルミネーションラウンド」があります
「規定ポーズを取らずに審査をする」とは
一体どういうことかと申しますと
「ウエイティングポーズ」と
「クォーターターン」だけで
審査をされるということです
山野内里子選手がまだ帰国されていないので
詳細は分かりませんが
写真を観る限りと
昨年の流れから考えて
IFBBのルール規定上
今年も同じであったと思います
そして
これも皆様がご存知の通り
山野内里子選手は
この「イルミネーションラウンド」
特に「クォーターターン」が
得意ではありません
山野内里子選手は
どちらかと言うと
「規定ポーズ」をとらせてもらうことで
「筋密度」と「筋肉の膨らみ」を表現することができ
特に海外では
ここで初めて
周囲と戦っても認めてもらえる選手であるため
今回はその筋肉を全く表現できないうちに
試合が終わってしまったことになります
とは言え
「イルミネーションラウンド」で敗退してしまったことは
事実でありますから
これは本当に言い訳にしかなりません
ただ私が本当に悔やんでいることは
世界選手権大会で決勝に残るために
「4つの規定ポーズに於いて、それぞれ重要視される筋肉」を
1年間かけて徹底的に研究し
それにあわせて筋量を増やし
慢性的なケガをしている下半身以外は
ほぼ予定通りに造り上げてきたにも関わらず
ひとつも規定ポーズを取らせてもらえない内に
試合が終わってしまうという現実は
ボディビルに携わる方なら
ご察し頂けると思いますが
これほど心を折られることは
他には無いのではないでしょうか
もちろん悪いのは
先にも触れましたが
昨年の実績から勝手に
「目標は比較審査で決勝に残ること」と
規定ポーズの練習ばかりに時間をかけ
昨年は予選通過できたからと
「イルミネーションラウンド」を
重く考えていなかった
私自身であることは
紛れもない事実なので
言い訳のしようもないのですが
昨年の試合直後から
1年間かけて練習してきた規定ポーズを
これだけ楽しみにしていた世界大会にて
ワンポーズも取らせてもらえなかった
山野内里子選手の心境を考えると
不憫でなりません
それも
日本国内ではなく
異国の地で
精神を挫くほどの
残酷な経験をさせてしまったことに
心が痛みます
山野内里子選手が帰国されたら
今はとにかく
ゆっくり休ませてあげたいと思います
ここ4年間は毎年
長いシーズンを戦うために
ほとんどオフをとらずに
常にオンシーズンの状態にて
全力疾走してきましたから
今年のオフは
しっかりと休養を取ってもらいたいと
思います
ここ数年間
女子ボディビル日本代表
そして
女子フィジーク日本代表としては
たった一人で世界に対し
日の丸を背負って
その責任の下
チームジャパンの名誉のために戦ってきましたが
今年からは
大澤直子選手が
とても心強いパートナーとして
一緒に世界を相手に戦って下さっておりますので
これからは
心の面に於いても
多くのプレッシャーから解放され
しっかりと休むことが出来るのではないかと思います
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ボディビルダーとして 規定ポーズを取らせてもらえないほど悔しいことはないのではないだろうか
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