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Channel: ☆BODY CONDITIONING & 筋肥大専門職人 「FITNESS☆DIRECTOR本野卓士。」の公式ブログ☆
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身体が持つクセは 競技に於いて 個性を輝かせる最大の武器になる

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日本選手権大会終了後に

私のブログをお読み下さった方々から

「アジア選手権の後、指導方法のどこを変えたのですか?」

というご質問を頂く機会があったのですが

簡単にまとめますと

以前は

「理想的なフィジークを作るために、『全員に共通する(と信じていた)』筋膜連鎖をフルに活用して、各クライアント様の『癖を矯正しながら』トレーニングをして頂く」

という考え方だったのですが

一流スポーツ選手を何名も育てている

某有名トレーナーの方が

テレビ番組のインタビューにて

「競技スポーツに於いては、選手の癖は無理に矯正せず、逆にそれらを上手く利用して、能力を開花させてあげた方が良い」

と発言されていらっしゃるのを聞き

「私の考え方に欠けていたのはこれだ」

と、今更ながらに気付かされ

「これからは、クライアント様が持つ癖を無理に直そうとはせずに、逆にそれを最大活用していこう」

というスタンスに変えてみました


私自身

リトルリーグに席を措いていた少年時代

監督にバッティングフォームの癖を矯正され

とたんに打率を下げてしまうという

苦い経験を持っているにも関わらず

自分自身が指導をする側になったとたん

その時の監督と同じことを

全クライアント様へ行ってしまっていたことに全く気付かず

本当に恥ずかしい思いでいっぱいです


更に

私は幼少の頃から

チックや顔面神経痛

強迫観念症による繰り返し行動など

多くの「癖」を持っており

子供ながらに

なんとか矯正できないものかと

毎分毎秒苦しんでいた私を気遣った母が

「癖は誰にでもあるもの。癖というものはその人の個性を顕すものなのですから、無理に直そうとするのではなく、上手に付き合っていくことが大切なのですよ」

と諭し

勇気付けてくれました


「癖はその人が持つ個性」


私が誰よりも一番解っていたはずなのに

筋膜連鎖トレーニングの開発に

おごっていたのか

いい気になっていたのか

いつの間にか抜け落ちていたこの発想


気がつくと

クライアント様全員を

「同じ筋膜連鎖によるトレーニング」で

ひとくくりにしてしまっておりました


アジア選手権大会の後は

この原理原則に立ち返り

「筋膜連鎖も、必ず人によりその癖が出るはず」



再度久々に

アナトミートレインとにらめっこする日々が続き

そしてついに

「個人により、動作を支配している筋膜ラインは違うのではないか」

という仮説を立てるに至り

そこからは検証を繰り返しながら

多くの発見をするという

楽しい日々がスタートしました


クライアントの皆様も

ピーク期にもかかわらず

嫌がらずに

積極的に一緒に実験に参加をして下さり

本当に感謝です

皆様

本当にありがとうございました


そしてこの実験の結果

「痛かったはずの関節に痛みが出ない」

「減量中なのに使用重量が飛躍的に伸びる」

など多くの改善が見られ始め

いよいよこの仮説は

どうやら間違っていなさそうだという

確信へと向かって行きました


更に

個人の動作を支配している筋膜ラインは

ウエイトトレーニングのみならず

ポージングをも支配するのではないかと思いつき

私の「筋膜連鎖ポージング」を

見直すきっかけになったのですが

特に

個人が持つ筋膜連鎖ラインの違いが

一番影響を及ぼすと考えられる

「サイドチェストポーズ」


アジア選手権大会の時は

女性らしいポージングに定評のある

台湾のイー・ミン選手と戦うために

山野内里子選手に対し

大澤直子選手が得意とする

「サイドチェストポーズに於ける胸椎から骨盤にかけてのS字カーブ」

を筋膜の癖を考えずに強要してしまい

結果として

ポージングに一番重要な

「重心の位置」を狂わさせ

更には

無理に腰椎を反らすことにより

「伸ばした右膝が不恰好に曲がってしまう」という

トータルパッケージ的に最悪の結果を引き起こさせてしまい

アジアの大舞台で

大きな恥をかかせてしまいました


この時のことを想うと

未だに胸が痛みます


しかしその後

「個人が持つ筋膜ラインの癖」を意識する様になり

山野内里子選手と

大澤直子選手では

動作を支配している筋膜連鎖

つまり「筋膜の癖」が違うどころか

全くの真逆であり

特に

「山野内里子選手の行動を支配する筋膜連鎖は、骨盤を前傾させること(腰椎にS字カーブをつくること)が苦手」

ということに気付きましたので

それからは

「S字カーブ」にこだわることなく

「山野内里子選手らしさ」

を強調できる様

「山野内里子選手が持つ筋膜の癖」をベースに

ゼロからポージングを作り直すことにしました


その結果

山野内里子選手は

同ポーズに於いて

重心線を狂わせることなく

どの角度からも

一発で極められる様になり

トータルパッケージも安定しましたので

「S字カーブ」は多少緩くとも

ポージングに絶対的な定評がある

大澤直子選手に負けないくらい

迫力のあるポージングが

とれる様になったのではないかと

私は思っております



写真は

デューク13さん(塩坂選手)のブログ

より一部拝借致しました

塩坂選手ありがとうございます























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