4月の日本クラス別選手権のときは
山野内里子選手
にとって
競技人生で初の
更年期ホルモンバランス異常に襲われ

1ヶ月前にはキレイに仕上がっていたにもかかわらず
大会10日前から急に
脂肪が異様なスピードで蓄積し始め
皮膚が肥厚し
水分貯溜まで起こしてしまい
あまりにも急な出来事で
私もどうして良いか全く考えが浮かばず
いつも通りの最終ピーキングのまま
大会へ突っ込ませてしまい
結果としては優勝することが出来ましたが
誰からも誉められない勝ち姿となり
山野内里子選手
には
たいへん大きな恥をかかせてしまいました
しかし
私のポリシーは
「クライアント様に同じ轍はふませない」
ことです
その後2ヶ月間
徹底的に考えに考え
「もしまた同じホルモンバランス異常が大会直前に起きたらどう対処するか」
について
その症状が起きるタイミング(日程)に応じて
8つくらいのパターンをシミュレーションしておきました
そして今回
アジア大会1ヶ月前に
名古屋で全身チェックをした際には
皮膚も充分に薄くなり
コンディションも良く
いつでもステージに立てる仕上がりまで
頑張って持って行くことが出来
今回は更年期ホルモンバランス異常の悪い影響も受けずに
しっかりベストな状態にて闘えると安心していたところ・・・・
大会まであと7日という土曜日に連絡が入り
また急激に皮膚が肥厚し始め

水分貯溜も起こり
体重が数日で2kg以上増えたとのこと

とりあえず月曜日から
関東で合宿の予定でしたので
日曜日は完全オフにしてもらい
月曜日に全身チェックからスタートをすることにしました
そして月曜日
ゴールドジムさいたまスーパーアリーナにて合流したのですが
そこには
4月の日本クラス別時と
全く同じ状態までコンディションを崩した
山野内里子選手
の姿がありました
正直
この時の山野内選手
を見たメンバー様は
「おいおい、アジア、大丈夫なのか?」
と、本気で思われたのではないでしょうか
事実
この日や
翌火曜日に
山野内選手
を生で見た
私のクライアント様
から
山野内選手
を心配される声を
いくつも頂きました
因みに
これが火曜日朝
ポージング練習中に撮影した
山野内里子選手
のバックポーズです
1ヶ月前の5月に
名古屋で確認したはずの「キレ」が
見事に全部
消えてしまっております
しかし
クライアント様に同じ轍を踏ますわけにはいきません
チャンピオンに2回も恥をかかせることは
トレーナーとして許されません
残された時間はあと4日のみ
そこで
非常事態用に準備をしていた
新しいパターンの大会直前ピーキングメニューのうち
「一番きついけど
一番確実にキレを取り戻せるパターン」を
迷わず投入
木曜日には
泣きながらトレーニングする
チャンピオン
の姿に驚いたメンバー様も
いたのではないでしょうか
そして
予選が予定されていた土曜日朝
鈴木詠子女子委員(雅夫人)
が
同じバックポーズを撮って下さいました

どちらもノーパンプで
朝イチの写真です
4日前の火曜日とは
別人の仕上がりではないでしょうか
そしてこれを実現できることが
世界で闘える「素質」なのです
大会は
その時に出場される選手のレベルにより
勝つか負けるかは解らないので
結果、台湾のYi-ming選手
に敗れ
銀メダルとなってしまいましたが
その結果以上に
私は
山野内里子選手
が
大会直前に起こした更年期ホルモンバランス異常を
きっちりと克服することが出来たことに
手応えを感じています
何故なら
これでもう
山野内里子選手
にとって
一番怖いものが無くなったのですから
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メダルの色は銀でしたが 最大の試練を克服できた大会
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